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Lenovo Yoga Pro 7i Gen8 RTX3050モデルを買ってみた!

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この記事は約12分で読めます。

今回は、Lenovo Yoga Pro 7i Gen8 RTX3050モデルというものを選んでみました。
こちらのノートパソコンは14型なので携帯性に優しく、性能もCeleronやCore i3 ,i5などの省電力モデル(Uシリーズなど)ではなく、IntelのCore i7 13700Hという2023年に開発されたCPUで14コア20スレッドというノートでは前代未聞の性能をしています。
そして、後ほど紹介しますが、NVIDIAのRTX3050 Laptop 6GB Versionも搭載されています。
こちらの機械はGPUというノートパソコンのディスプレイに映像を出力したりするためのものです。こちらも並大抵のパソコンよりも性能が高いですので、4Kの動画編集なども行うことができます。
値段も8月中旬現在、¥184,470 となっており、とてもお買い得ですので、ぜひ購入の検討をおすすめします!

Lenovo Yoga Pro 7i Gen8 RTX3050モデルの仕様

Lenovo Yoga Pro 7i Gen8 RTX3050モデル
価格2023.8月中旬:¥184,470
製品番号82Y7CTO1WWJP3
メーカーLenovo
発売時期2023年4月発売開始
カラーストームグレーorタイダルティール
OSWindows 11 Home 64bit or Windows 11 Pro 64bit
ディスプレイ14.5型 3K液晶 (3072 x 1920) IPS, 光沢なし, マルチタッチ非対応, 100%DCI-P3, 400 nit, 120Hz
大きさ325.5 × 226.49 × 15.6mm
重さ1.49㎏
キーボードバックライト付、日本語キーボード
ストレージ SSD 最大1TB
メモリLPDDR5-5200 16GB
CPUCore i7 13700H or Core i5 13500H
グラフィックスIntel Xe Graphics 96EU + NVIDIA Geforce RTX3050 Laptop 6GB GDDR6
インターフェイスUSB3.2 Gen1 Type A x1
USB3.2 Gen2 Type-C x1
Thunderbolt4 x1
BluetoothBluetooth 5.1
無線LANWi-Fi 6E 対応 (IEEE802.11ax/ac/a/b/g/n) 2×2
Intel AX211
BD/CD/DVDドライブなし
搭載カメラIR&1080p FHDカメラ (デュアルマイクロホン付)
サウンド2W×4
Dolby Atmos搭載
バッテリー4 セル リチウムイオンポリマーバッテリー 73 Wh
ACアダプター140W スリム ACアダプター (3ピン) USB Type-C

今回は、自分は
・Core i7 13700H , RTX3050 Laptop 6GB Version , 512GB SSD , Windows 11 Home
というカスタマイズにしました。

Lenovo®ってどこの会社?

Lenovo(聯想集団)は香港に本社を置く中国のパーソナルコンピュータ(PC)メーカーです。
2004年にはIBMのPC部門を買収しました。
Lenovo にはレジェンドホールディングスという持ち株会社がいます。
ちなみにレジェンドホールディングスの大株主には中国政府機関の中国科学院がいます。
なので中国政府は間接的にLenovoの約27%の株を所有しています。
また、2011年にはNEC(日本電気)のPC部門も買収しています。
そのため、NECは実質的にはLenovoのパソコンとなっています。
2013年には世界一のPCのシェア率を今も保ち続けているというすごく大きなメーカーです。
また、2017年には富士通のPC部門も買収しています。
買収しまくっているので、流石中国、、という感じではあります。

ここで、この記事を見てくださっている方の中には中国製のメーカーなんて、心配でしょうがないと思う方もいらっしゃると思いますので安全面についても話そうと思います。

実は、2014年頃にSuperFishが開発したソフトによるアドウェアがプリインストールされていたという問題を起こしています。
この問題はすでにレノボは削除ツールを配布しているため解決はしていましたが、
SuperFishというものは起動させた場合、ユーザーの個人情報を抜き取る可能性があったり、
通信に割り込んでセキュリティを脆弱にさせたりする
危険なソフトであったことがわかっていました。

この問題によりレノボは信頼を大きく失うことになりました。
すでに解決した問題であり今は、安全ですがレノボは危険と考える人は多くなってしまったようです。
また、アメリカ国防総省がレノボ製のパソコンの使用を禁止しています。

そして何と言ってもレノボは中国に本社がありますので
「中国製品は危ない」と考える人も多いでしょう。

ですが先程も書いた通りレノボは日本メーカーであるNEC、富士通と事業統合をしています。
そのため中国の工場での生産モデルもありますが山形県米沢市のNECパーソナルコンピュータ米沢事業場で生産された米沢生産モデルというものも存在します。
また、レノボのノートパソコンのブランドのThinkPadは横浜にある大和研究所で技術開発が行われているため、日本の技術が詰め込まれたパソコンです。

なので、中国メーカーといえど日本製も存在しています。

少しレノボの悪点だけでしたので簡単にレノボ製を買うメリットを書きます。

①コスパがいい
 何と言っても中国にほとんどの工場があるので人件費が安い為という点があります。
 また大きな企業ですから低い利益でも大量に売っているので赤字にはなりません。
 そのためレノボのパソコンは性能がいいのに他のメーカーより安いものが多いです。

②優れた耐久性
 昔のパソコンではわかりませんが、最近のノートパソコンではほとんどが厳しい耐久試験をクリアしていて、とても安心です。
後述しますが、今回紹介するノートパソコンもかなりの耐久性となっています。

Intel® Evo™ プラットフォームとは

Intel Evo プラットフォームは、インテルが指定した条件を満たしたノートパソコンに与えられる名称です。このプラットフォームは、多くのアプリケーションを同時に実行したり、負荷の大きいメディア処理を行っても、快適に利用できるノートパソコンを実現するために規定されています。

つまり、Intelの『お墨付き』のノートパソコンということです。

NVIDIA Studioとは

NVIDIA Studioは、NVIDIAのGPUとクリエイティブアプリを組み合わせて、クリエイターの生産性を向上させるためのプラットフォームです。

NVIDIA Studioの特徴は、以下の2つです。

  • NVIDIA RTX GPUによるパフォーマンスの向上

NVIDIA RTX GPUは、レイトレーシングやAIなどの最新技術を搭載しており、クリエイティブアプリのパフォーマンスを大幅に向上させることができます。

  • NVIDIA Studioドライバーによる最適化

NVIDIA Studioドライバーは、クリエイティブアプリとNVIDIA GPUを最適化することで、パフォーマンスと安定性を向上させます。

NVIDIA Studioは、クリエイターのあらゆるニーズに対応する、強力なプラットフォームです。
具体的には、以下のメリットがあります。

  • より高速なレンダリング
  • より滑らかなビデオ編集
  • よりリアルなCG制作
  • より美しい写真編集
  • より効率的なゲーム開発

NVIDIA Studioを利用することで、クリエイターはより創造的な作品をより短時間で制作することができます。

実際に使用してみた感想

①画面・画質

画質は、3K液晶でしかも120Hz対応なのゲームなどではすごく快適にプレイできます。
また、ゲーム以外の映画鑑賞やYoutubeの視聴においても、sRGBにも対応しているのできれいな映像でみることができます。

②インターフェイス

私が個人的にすごくいいと感じたのは

  • USB-C充電の導入(いつでもType-c充電器さえあれば低出力(140W出力以下でも)充電可能
  • Thunderbolt4の採用でeGPUの追加もできる

まず、USB-C充電ですと、外出時にゲームなどの高負荷な用途以外のOfficeなどの用途で使用するのであれば市販の小型の60W充電器でも充電することが可能です。
※当然ですが、本来は140W出力の充電器ですので充電速度は落ちます。

ですが、純正の充電器でも十分小型で軽量ですので、自分は特に気になりませんでした。

③無線LAN・Bluetooth

無線LANにはIntel製のWi-Fi 6E 対応製品である、Intel AX 211が使われています。

「ネットワーク仕様」
・送信/受信ストリーム数    2×2
・バンド            2.4 , 5 , 6Ghz(160Mhz)
・最高速            2.4Gbps
・Wi-Fi 認定          Wi-Fi 6E (IEEE802.11ax)
・コンプライアンス       FIPS , FISMA
・内蔵Bluetooth はい
・Bluetoothのバージョン    5.3

https://www.intel.co.jp/content/www/jp/ja/products/sku/204837/intel-wifi-6e-ax211-gig/specifications.html

このように、かなり高速に通信することができます。

最高速2.4Ghz とありますが、実際は

・IEEE802.11ax対応で5Ghzのとき
        まず、高速なWi-Fiはとても高価ですし子機(ノートパソコン)が高速な規格でも
        親機(ルーター)が遅くては意味がありません。
        この条件では、
160Mhzで最大2402Mbpsです。 ですが、殆どの製品は80Mhz又は40Mhzです。
        なので、
        80Mhzで最大1201Mbps    40Mhzで最大600.5Mbps 
20Mhzで最大300.25Mbps  となります。

このように、 しっかりと、子機と親機で規格を統一しないと、通信速度でこんなにも差が出てしまいますから、注意してください。

次にBluetooth5.3ですが、
Bluetooth5.3は離れていても安定して通信を使うことができます。
自分はワイヤレスイヤホンとBluetoothマウスを使っていましたが遅延もひどくなく普通に使うことができました。

④カメラ・マイク・サウンド

カメラはFull HD カメラですのでZoomなどのソフトでも高画質に行うことができます。
また、マイクですがよほどのこと(ゲーム配信など)がなければ普通に快適に使うことができます。
スピーカーはDolby Atmosが搭載されていて重低音などもうまく再生されていて臨場感あふれる音を出力できます。

⑤ストレージ

私が選んだのは512GBモデルですが、
「Micron MTFDKBA512TFH」が使用されています。

Crytical Disk Markで1GBでテストをしてみたところ、シーケンシャルリードでは約8400MB/s
シーケンシャルライトでは約9000MB/sとPCIe 4.0 x4 接続時の最大約8000MB/sを超える速度

どの作業でも快適に使用することができます。
またランダムアクセスでもQ1T1のリードで約250MB/s 、ライトで約240MB/sと高速ですので、
細かいファイルを大量に移動する際にも(画像ファイルなど)ストレスなく使用することが可能です。

⑥メモリ

メモリはLPDDR5-5200で16GBになっています。
増設したいかたもいると思いますが、このノートパソコンは小型軽量を重視していることもあり、
LPDDR5メモリというLPDDR4よりも高速な帯域幅(データの転送効率)を持っていて最大帯域幅は6,400Mb/sで、LPDDR4Xと比較して50%高いパフォーマンスと、電力効率で20%の向上を実現しているメモリであり基盤に直接取りつけられているため取り外しが不可能となっています。

⑦CPU・内蔵グラフィックス

CPUはIntel Core i7 13700Hが搭載されています。
このプロセッサは14コア20スレッドでPコア(高性能コア)が6でEコア(高効率コア)が8コアという構成となっています。
PコアはPerformance-coresという名称でその名の通り高性能コアとなっていてハイパースレッディングが使用できます。
また、最大で5.0GHzまでクロックを上げることができます。
EコアはEfficient-coresという名称で省電力重視のコアとなっています。
E コアは物理的に小さいというメリットがあり、P コアのスペースに現状 4 つの E コアが設置できるので、CPU のサイズ縮小にも役立ちます。
また、最大クロックは3.7Ghzとなっています。

また、CPUのキャッシュもL2が11.5MBでL3が24MB大容量となっています。
なのでゲームも快適にプレイすることができます。

Cinebench R15でのCPUのスコアも2506cbとなっていて、デスクトップのCore i9 11900Kと似た性能となっています。

次は、Cinebench R23のスコアですが、
13834ptsとなっています。デスクトップPCのCPUである、Ryzen7 5700Xと似たスコアになっています。

⑧GPU(RTX3050 Laptop 6GB Version)

GPUにはRTX 3050 Laptop 6GB Versionが搭載されています。

最大消費電力は約60Wですので、ほかのRTX3050搭載ノートパソコンに比べると性能は劣ってしまいますが、14型という小ささでもGPUをのせていますので仕方ないと思われます。

Time Spy のスコアでは約5400となっています。
デスクトップのグラフィックボードのGTX1660などと似た性能になっています。
ゲームは快適にプレイすることができると思われます。
また、NVIDIA のNVENCハードウェアエンコードを使用できますので動画編集でも高速にエンコードを行うことができます。

⑨バッテリー持ち

バッテリー持ちについてですが、Wordpressのブログの書き込みやメールのやり取りなどで80%から、約1時間後には約65%まで下がっていました。
予想だと、7~9時間ほどは使用可能だとおもわれます。
また、高負荷時は(CPU:30W GPU:50W)1時間ほどでバッテリーが切れそうでした。

この性能にしてはバッテリー持ちは悪くないと思われます。

⑩携帯性

携帯性についてですが、非常に軽いので持ち運びはよいです。

ですが、ノートパソコンの本体や天板はほとんど金属ですので指紋などが少し残ってしまうことがあるのが少し難点だと感じました。

最後に

最後にこのノートパソコンの良い点と悪い点ですが、

・小型軽量かつ高性能でAPEXや原神は3K120FPSで快適にプレイ可能
・動画編集でも快適に行うことができる
・スピーカーが高性能なので音楽プレーヤーとしても使用可能
・3K液晶なので動画視聴や映画視聴にも向いている。
・コスパが高い

・バッテリー持ちはそこそこという印象
・重い処理をずっと続けるとキーボードが熱々になる。
・夏は熱暴走が起きやすいかも

欠点もありますが、このノートパソコンは本当に何でもできる上にコストパフォーマンスが高いですからぜひ購入を検討してみてください。

たかちゃん
記事の作者

このブログは自分の趣味で書いています。
まだまだ初心者ですので温かく見守っていただければ幸いです。

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